ポッポナッツ
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うまし。ポッポナッツ。
ポッポナッツが提要するお菓子の情報と
お菓子にまつわる小話を紹介いたします。
2022-2-18
大豆の原産地(起源)について?
大豆の原産地にはいくつかの説がありますが、一般的には紀元前2000年以前から中国の
かなり広い範囲で栽培されていたようです。その後、朝鮮半島や東南アジアにも伝わっていきました。
日本に伝わったのは?
約2000年前の弥生時代に原産地である中国から朝鮮半島を通じて入ってきたと考えられています。
奈良時代に中国との交流が盛んになってから、仏教とともに味噌や醤油など大豆の加工品
や加工方法も伝わってきました。奈良時代に書かれた日本最古の歴史書 「古事記」にも
「豆」という字が記されています。当時、大豆は特別な食物だったようで、一般には普及して
いませんでした。
日本で広まったのは?
日本で広く栽培が始まったのは鎌倉時代以降のようです。
その頃には仏教が広く普及しており、その影響で肉食が禁止されていたため、身体に必要
たんぱく源を味噌や納豆から得ていました。また、戦(いくさ)に出かける侍や農民たちの
栄養食・保存食としても大豆製品が欠かせませんでした。
こうして大豆の栽培が広まっていき、時代とともに加工技術も発達していきました。そして、
味噌、納豆、醤油、豆腐、きな粉、おから、ゆば等、様々な加工品が作られ、
私たち日本人の食生活になくてはならないものになっていきました。
現在世界ではアメリカ、ブラジル、アルゼンチンなど世界中で3.2億トン栽培され、
南北アメリカ3国で世界の生産量の約8割を占めています。
日本でも大豆の栽培が国の施策により奨められていますが、
その生産量は、年間約23万トン程度であり、大部分は輸入されているのが実情です。
ちなみに、日本国内の大豆消費量は年間約300万トン。このうち国産大豆は約23万トンですから、
ほとんどの大豆を輸入していることが分かります。
資料:日本のデータは「平成26年度 食料需給表」より、その他の国・地域は米国農務省「PS&D」(2015/2016の数値〈見込み値を含む〉)より作成